体調不良で自己都合退職|離職理由を確認し、失業保険の手続きを進めたケース

ご相談時の状況
30代の女性は、職場でのストレスが続き、体調を崩したことをきっかけに退職しました。
会社には自分から退職を申し出たため、「自己都合退職だから、失業保険はかなり不利になると思う」と考えていました。
しかし、退職理由には病気や体調不良が関係していたため、単純に「自己都合だからすべて同じ」と考えず、ハローワークで離職理由について確認することをご案内しました。
自己都合退職でも理由によって扱いが異なる場合があります

雇用保険では、自分から退職した場合であっても、
心身の障害
疾病
負傷
など、やむを得ない理由で退職したと認められる場合、「特定理由離職者」に該当する可能性があります。
ただし、病気で退職したから自動的に認められるわけではありません。
最終的な判断はハローワークが行います。
離職票の退職理由を確認
ご本人には、会社から届いた離職票の内容も確認していただきました。
実際の退職理由と離職票に記載されている内容に違いがある場合には、そのまま手続きを進めず、ハローワークで事情を説明することが大切です。
診断書など、退職理由を確認するための資料が必要になる場合もあります。
現在「働ける状態か」も重要

もう一つ確認したのが、ご本人の現在の体調です。
失業保険の基本手当は、働く意思だけでなく、「すぐに働ける状態」であることも重要です。
退職後も症状が強く、すぐに就職活動ができない場合には、失業保険ではなく、傷病手当金や受給期間延長などについて確認した方がよいケースもあります。
今回のケースでは、医師とも相談しながら体調を確認し、仕事を探せる状態になってから失業保険の手続きを進めることになりました。
「自己都合だから」と諦める前に確認
失業保険については、
「自分から辞めたから対象にならない」
「自己都合だから何もできない」
と思い込んでいる方もいます。
しかし、退職理由や雇用保険の加入期間、健康状態などによって確認すべき内容は異なります。
体調不良やうつ病などが退職の理由になっている場合には、その事情も含めてハローワークへ相談することが大切です。
2026年10月9日
